給湯器を選ぶ際に、最も重要な要素の一つが、家族構成とライフスタイルに合った容量を選ぶことです。容量が小さすぎると、お湯の使用中に湯切れを起こしてしまう可能性があります。逆に、容量が大きすぎると、初期費用やランニングコストが無駄になってしまいます。一般的に、給湯器の容量は、「号数」という単位で表されます。号数とは、水温＋25℃のお湯を1分間に何リットル出せるかを示す数値です。例えば、16号の給湯器であれば、水温＋25℃のお湯を1分間に16リットル出すことができます。家族構成別の給湯器の号数の目安は、以下のようになります。1人暮らし：16号～20号2人暮らし：20号～24号3～4人家族：24号5人以上の家族：24号以上ただし、これはあくまで目安です。シャワーを頻繁に使う、お風呂にお湯をためる回数が多い、など、お湯の使用量が多い場合は、より大きな号数の給湯器を選ぶ必要があります。また、将来的に家族が増える可能性がある場合は、少し大きめの容量を選んでおくと安心です。電気温水器の場合は、号数ではなく、タンクの容量（リットル）で選びます。タンクの容量は、家族の人数やお湯の使用量に合わせて選ぶ必要があります。一般的に、4人家族であれば、370リットルから460リットルのタンク容量が目安となります。給湯器の容量を選ぶ際には、販売店の担当者に相談することをおすすめします。家族構成やライフスタイル、お湯の使用状況などを詳しく伝えることで、最適な容量の給湯器を提案してくれます。また、複数のメーカーや機種を比較検討することも重要です。メーカーや機種によって、機能や性能、価格などが異なるため、ご自身のニーズに合った給湯器を選ぶようにしましょう。